不二周助の必殺技集:得意技から進化したカウンター技まで徹底解説!!

『テニスの王子様』の中で、圧倒的な実力を誇る不二周助。不二周助のテニスは精巧な技術と戦術的な深さが光ります。特にその「得意技」や「必殺技」は、試合を決定づける重要な要素であり、数々の対戦相手を圧倒してきました!!今回は不二周助が繰り出す数々の得意技・必殺技に焦点を当てて、その魅力を徹底解説しちゃいます!!

不二周助の得意技・必殺技一覧

不二周助の得意技・必殺技と言えば、三種の返し球(トリプルカウンター)です。

不二周助のプレイスタイルはカウンターパンチャー。カウンターパンチャーとは、自分からは強打せずに、相手のショットを拾って粘り、相手の強打を利用してカウンターを狙うスタイルのプレイヤーというもの。

不二周助の三種の返し球(トリプルカウンター)も、まさに相手の力を利用したテニスで、相手の威力が強ければ強いほど、その威力が際立つものとなっています。

そんな不二周助の必殺カウンター、私も詳しく知りたい!!と、いうことで、一生懸命調べてみました♡

 

不二周助の得意技・必殺技、第一の返し球:つばめ返し

不二周助の得意技の一つ目、「つばめ返し」。

最初に出てくるのはコミック4巻 Genius27 「青学VS不動峰」です。

都大会地区予選決勝での、対不動峰戦。不二周助は河村隆とダブルスで出場します。相手はともに二年生の桜井雅也・石田鉄ペア。

やっぱり、地区予選とはいえ決勝まで上がってくるチームですから、不動峰、強い!!

気迫で押してくる不動峰、その流れを断ち切るために不二周助が華麗に繰り出したのが「つばめ返し」です!!

「つばめ返し」は、相手のトップスピンを利用し、さらに同じ方向に回転を与え、二乗の超回転を加えたスライスのカウンターショット。

トップスピンをかければかけるほど逆回転で戻っていき、コートに落ちた打球が弾まないので、相手は打ち返せないのです。

見事に試合の流れを青学に引き戻した不二周助。しかし不動峰も黙っちゃいない!!

石田鉄が繰り出した波動球を打ち返した河村隆が手首を負傷し、不二周助は棄権を申し出ます。

この試合、青学の棄権負けで幕を閉じました。

後に続く仲間の勝利を信じ、河村隆に無理をさせず、潔く審判に棄権を申し出るなんて、不二周助、男前です♡

 

不二周助の得意技・必殺技、第二の返し球:羆落とし

不二周助の得意技の二つ目は「羆落とし」です。

この技が最初に出てきたのはコミック第10巻 Genius85 「その瞬間を見逃すな!!」。

都大会の準々決勝で聖ルドルフと試合を終えた後、次の試合に備えて練習を積み重ねている青学メンバー。その練習の際に行った紅白試合で、不二周助は、対越前リョーマとの試合の中でこの「羆落とし」を繰り出します。

「羆落とし」は、相手のスマッシュを完全に無効化させるスゴ技!!

身体の遠心力を使ってパワーをコントロールし、スマッシュの力を吸収して無効化。そしてコート前に出てきている敵が対応できない真後ろに球を落とすというもの。

「不二があの技を出すとはね…それだけ本気って事か」と、試合を見ていた乾貞治がつぶやくシーンも!!

ってことは、普段の不二周助はこの技を出さずとも、相手に勝てちゃうくらい強いんでしょうね。さすが天才・不二周助!!ステキ♡

結局この試合、どっちが勝ったの?と思っているそこのあなた!!

なんと、試合中に雨が降ってきて、それでも試合を続ける不二周助と越前リョーマに、テニス部顧問の竜崎先生の雷が落ち、あえなく中断という形で幕を下ろします。

途中経過としては、4-3で不二周助が一歩リードのところで終わってしまったので、越前リョーマは納得できなくてぼやいてました(笑)

 

不二周助の得意技・必殺技、第三の返し球:白鯨

不二周助の得意技の三つ目は「白鯨」です。

この技が最初に出てくるのは、コミック17巻 Genius142 「白鯨」。

関東大会一回戦の対氷帝学園でのシングルス2で、芥川慈郎と戦った際に繰り出します。

実はこの技、青学でも今まで誰も見たことがないと言うかなりのレア技。

しかもこの時、この「白鯨」を使うと堂々宣言!!かっこいい♡

「白鯨」は、コートに吹く逆風を利用した技で、バックの超スライスでホップした打球が、ロブのように上昇した後、そのまま真下へ落下し、急激なバックスピンがかかった球は地面に触れた瞬間、自陣のコートまで戻ってくるというもの。

風を読める不二周助だからこそできる技なのです!!

風を読めるって何!?すごいんだけど!!!

こんなスゴ技を涼しい顔でやってのける不二周助。

「さあ、もう一球行こうか…風の止まないうちに」ですって!!

かっこよくて鼻血ブーーーですよ、まったく。

この試合、6-1で危うげもなく不二周助が勝利しました。

 

不二周助の得意技・必殺技、消えるサーブ

不二周助の得意技で、カウンターではないものがこちら「消えるサーブ」。

アニメ版ではバニシングカットと呼ばれています。

この技が最初に出てきたのは、コミック16巻 Genius139 「不二周助」。

関東大会一回戦の対氷帝学園、芥川慈郎戦の一発目にお見舞いしちゃってます。

相手コートに打ち込んだ後に「その打球、消えるよ」と、涼しい顔で言い放つ不二周助。

くぅーーーーーーっつ!!!!かっこよすぎます♡

この消えるサーブの正体は、ものすごくキレのいいカットサーブ。手元で急激に外側へ逃げていくというもので、球を回転させながら打つことで急激な変化を可能にしているようです。

こんなスゴ技見せられたら、もう惚れてまうやろーーーーーー♡♡♡

しかし対する芥川慈郎も負けてはいない!!まぐれと思われるような返球で、不二周助のコートに球を打ち込んできます!!

この試合が先ほどご紹介した「白鯨」へとつながっていきます!!

息を乱さず試合に勝つ、かっこいい不二周助が見られるお薦めの試合シーンです。

 

不二周助の得意技・必殺技、第四の返し球:蜉蝣包み

不二周助のカウンターの新技誕生!!

得意技の三種の返し球だけでは全国で戦えないと悟った不二周助は、猛特訓を重ねて新技を会得していきます。

その新技の一つ目が、この第四の返し球「蜉蝣包み」。

この技が最初に出てきたのはコミック30巻 Genius264 「第4の返し球 蜉蝣包み」です。

全国大会初戦で沖縄・比嘉中学校との試合。不二周助は河村隆とのダブルスで出場。相手は3年の平古場凛と知念寛。

試合は比嘉中が押していて、不二周助は球を返すのが精いっぱいと、マッチポイントに追い込まれていきます。

ここで相手の選手、平古場凛が究極奥義「大ハブ(コミックでは漢字です)」を繰り出し、この試合を仕留めにかかります。

そこで不二周助が出してきたのが「蜉蝣包み」。

平古場凛が渾身の力を込めて放った究極奥義「大ハブ」の複雑な回転をすべて包み込む形で捉え、その回転を一切なくして返してしまうと言う技です。

ここから試合を巻き返した不二周助・河村隆ペア。7-5でこのゲームに勝利しました!!

 

不二周助の得意技・必殺技、三種の返し球の進化系!鳳凰返し、麒麟落とし、白龍

この技が最初に出てきたのはコミック36巻 Genius318「聖書VS天才」です。

全国大会準決勝、不二周助は、大阪四天宝寺中学校との試合で三年の白石蔵ノ介と対戦します。

白石蔵ノ介、バカ強いです…天才・不二周助が、泥まみれになりながらコートを必死に這いつくばり、球を追いかける姿は「王子様」からは程遠いシーン…

おもわず、「不二サマ、がんばって!!!」と、熱い応援をしながらその試合を見守っている私。

貪欲に球に食らいつきながら、この試合の中で不二周助が次々と繰り出したのが、三種の返し球の進化系、「鳳凰返し」「麒麟落とし」「白龍」です!!

「鳳凰返し」は、「つばめ返し」の進化系で、つばめ返しよりもはるかに手前で沈み、弾みません。

そしてお次は「麒麟落とし」。こちらは「羆落とし」の進化系。

最後は「白龍」。「白鯨」の進化系です。

三種の返し球に再び息吹を吹き込んだ不二周助は、この試合どんどん巻き返していきます。

 

不二周助の得意技・必殺技、第五の返し球:百腕巨人の門番

さて、先ほどの三種の返し球の進化系の続きで繰り出されたのが、第五の返し球「百腕巨人の門番」。コミック36巻 Genius319 「その門は固く閉ざされた」に出てきます。

その技は、ガットの上を滑らせ球に対し強制的に超回転を与え、一瞬のうちに手首を返し、ラケットの反対側の面を使いさらに回転を倍増させることで、その打球をたとえ打ち返すことができても、ネットを超えないという大技です。

そんなことができるの!???いや、できちゃうから天才なのよ、不二周助。

これには相手の白石蔵ノ介もびっくり!!返しても返してもネットを超えず、だんだん不二周助が盛り返してきますが、そこはさすがの白石蔵ノ介。ネットに当たる球の軌道がだんだんと高くなり、ついにはネットを超えてきます。

白石蔵ノ介をマッチポイントまで追い込んだ不二周助でしたが、最後は「百腕巨人の門番」を破られ、激しいラリーの末、7-6で白石蔵ノ介が勝利。

しかし、いままで勝利への執念がなかった不二周助が、勝ちへのこだわりを見せた素晴らしい戦いとなりました!!

 

不二周助の得意技・必殺技、心の瞳(クローズドアイ)

この技が最初に出てきたのは、コミック41巻 Genius363 「瞳を閉じて心のままに僕は君を想う」です。

が、この技にはその前のコミック25巻 Genius219 「そして不二は微笑む」で伏線が描かれており、不二周助はこの時の対切原赤也戦で、切原赤也の打球を頭に食らい、一時的に視力が低下した状態で試合をするシーンがありました。

棄権もいとわない試合ながら、不二周助は「この試合だけは退く訳にはいかないんです」とプレイを続行。

見えないながらも気配のみで球を的確に打ち返すという荒技をやってのけます。

この伏線があったうえでの「心の瞳」なのです。

全国大会決勝、立海大付属中学校との戦い。不二周助は三年の仁王雅治と対戦します。

イリュージョンという技で、手塚国光になりきって試合をする仁王雅治。不二周助はかなりの苦戦を強いられます。

全てのカウンターも返され、万策尽きたように見えた不二周助。ですが不二周助はあきらめません!!

瞳を閉じ、プレイに全集中する不二周助。とんでもなく研ぎ澄まされた神経で、来た打球を素直に打ち返しているだけなので、仁王雅治に次の手を読ませていません。

瞳を閉じたままコードボール(ネットに当たった球がコートに落ちること)を狙う不二周助。その姿を見た周りの人々は、「やはり天才か…」と末恐ろしくなるのでした。

 

不二周助の得意技・必殺技、第六の返し球:星花火

さて、不二周助のカウンターもいよいよ大詰め!!

先ほどの続き、仁王雅治戦で、第六の返し球「星花火」が炸裂します!!

この技が出てくるのは、コミック41巻 Genius364 「詐欺」です。

イリュージョンで手塚国光から白石蔵ノ介に様変わりした仁王雅治。同じ相手には負けないと不二周助も果敢に挑みます。

「つばめ返し」「羆落とし」「白鯨」「蜉蝣包み」「百腕巨人の門番」と、次々と技を繰り出す不二周助。しかしどれもこれも、白石蔵ノ介と化した仁王雅治に打ち返されてしまいます。

もう後がないと思いきや、ここで新技「星花火」!!

まずコードボールを上空へ強烈に打ち上げ、打球を視界から消し、そしてすり鉢状の会場に吹く風が高速落下する球に不規則な回転を与え客席の中へ…という超大技!!

風を読める不二周助だからこそできる究極技なのです。

きゃーーーーーーーーー!!!!!

不二サマーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

ステキすぎますぅーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!♡♡♡♡♡

私、興奮しまくりで鼻血止まりません。

この試合、激闘を制したのは、7-5でもちろん不二周助でした。

 

不二周助の得意技・必殺技一覧 まとめ

さてさて、不二周助の得意技・必殺カウンター、いろいろありましたが、いかがだったでしょうか。

涼しい顔してスゴ技をやってのける不二周助もステキだけど、個人的には熱い気持ちで球に必死に食らいつきながら技を繰り出していく不二周助の方が好みかも…と、心躍らせながら調べた限りでございます。

天才・不二周助にふさわしい技のネーミングなども相まって、楽しくストーリーに引き込まれるところもいいですよね!!

今回は、技の特徴だけでなく、その技がどんな場面で繰り出されたのか、背景状況もできるだけ書いてみたので、もっと詳しい展開が知りたい方は、ぜひコミックを読んでみてくださいね!!

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました